Visit 2017/06/17 12:00

このエントリーをはてなブックマークに追加

初体験!寄席は庶民のための最高のエンターテインメントだった!

最新記事はTwitter(@sptv_PR)でお知らせ!


170614_yose_01.jpg

近年人気が再燃し、カルチャー誌などでも特集が組まれるなど、若者の間でも関心が高まっているという落語。その落語を生で観ることができるのが寄席(よせ)だ。その寄席の中でも、「落語といったらここ!」という場所が、1964年から営業を続ける浅草演芸ホール。数々の名落語家や芸人を生み出し、長年愛され続けてきた日本を代表する寄席のひとつだ。

365日、朝から晩まで落語を楽しめるこの場所は、いったいどんなところなのか? 寄席に行ったことのない筆者が浅草演芸ホールで落語を初体験し、席亭の松倉由幸さんに話を伺った。

いざ浅草演芸ホールへ!

170614_yose_02.jpg

伝統的に「木戸銭」と呼ばれるチケット代(通常料金2,800円、特別興行料金3,000円)を払い入場!

170614_yose_03.jpg

中に入ると、そこには外観よりさらに歴史を感じるロビーが。柱には過去の千社札(ステッカー)が貼られていて、なんだか老舗のライブハウスを思い起こさせる。早くもワクワクが止まらない。

170614_yose_04.jpg

実は、寄席は飲食が自由。堅苦しいマナーやルールはほとんどなく、「他のお客様や出演者に迷惑をかけない」という最低限のマナーに気を付けて、落語を楽しむのだ。

売店ではお土産、お弁当、お菓子、お酒やおつまみなども販売しているので、食べたり飲んだりしながら楽しむことができる。実際に、客席ではお酒を飲みながらリラックスして落語を観るかたも多く見受けられた。

さらに、寄席は一度チケットを買うと、1日中演芸を楽しむことができる(施設を退場しての再入場は不可)。席の番号も決まっておらず、好きな場所で気軽に観ることができる。

寄席は予備知識がなくても楽しめる、庶民の遊び場だった!

170614_yose_05.jpg

浅草演芸ホールの寄席は、昼の部(11時40分~16時30分)と夜の部(16時40分~21時00 分)の2部構成。1日ほぼノンストップで行われる。色物とよばれる、漫才や手品など落語以外の演芸も行われ、気分を変えて楽しめるのだ。

170614_yose_06.jpg

この日は日中から満員。会場は広すぎないため、一番後ろでも楽しめる。サクッと観たいときは立ち見もオススメだ。

約15分おきに出演者が入れ替わり、テンポよく進んでいく。落語というと、ゆったりとしたテンポで30分くらいかけて落語家さんが喋るのかと思っていたが、スピーディーに進んでいくのでまったく飽きない。時間があっという間に過ぎてしまった。

出演者が入れ替わるタイミングでホールに入り、着席するとすぐに次の出演者の話が始まった。まずは「マクラ」と呼ばれる落語への導入部分の語りで自己紹介や世間話をしながら観客の反応を確かめたり、本編部分への導入にする。これがとにかく巧みなのだ。ときに時事ネタを挟み、ときに観客、ときに他の出演者や大御所の落語家をいじりながら、観客を話に引き込んでいく。
そして、いつ始まったのかわからないくらい自然に、話は本編の落語に入っていく。

170614_yose_07.jpg

「その話を知らないと楽しめないのではないか?」という心配も全くの杞憂。テンポよく展開される話の内容は、初体験の筆者にもわかりやすく、隣りに座っていた女性2人組も筆者と同じポイントで笑っていた。寄席に行くのに、難しい予備知識はいらない。落語といえば、なんだか敷居の高いイメージだったが、いつでも、誰でも、気軽に楽しめる庶民の遊び場だった。

浅草演芸ホールの席亭に話を聞いてみた

170614_yose_08.jpg

寄席初体験を終え、浅草演芸ホール三代目席亭、松倉由幸さんに話を伺った。

-寄席は演目が1日中行われていますが、初心者はどの時間帯にいくのがおすすめでしょうか?

スケジュール表を見て、知っている出演者や、興味がある落語家さん、それこそイケメンの落語家さんでもいいので、その方々が出演する時間に来てもらうというのいいかもしれませんね。

-落語は敷居の高いイメージだったのですが、もっと気軽でいいのですね

そうですね。寄席というのは、テンポや落語以外の演目など、お客様が飽きないような構成にしているので、いつ来ていつ帰っても楽しめるようになっています。映画などとは違って決まった席もありません。気軽にフラっと入って好きなときに帰る。庶民の娯楽ですから、肩肘張らないところが寄席の魅力でもあります。

また、昼の部、夜の部それぞれの最初の時間帯に出演する若手の成長や、その後に出演するベテランとの違いを楽しんでもらうということもできますので、早い時間にお越しいただくのもよろしいかと思います。

-これまで浅草演芸ホールを運営してきて、思い出深い出来事などはありますか?

名落語家の三代目古今亭志ん朝師匠がお亡くなりになる前、最後の高座が浅草演芸ホールだったんですね。ガンに冒されながらも、10日間毎日病院から駆けつけて務め上げたんですが、噺家さんの生き様、魂が思い出に残っています。

170614_yose_09.jpg

浅草演芸ホールはもともと「浅草フランス座」というストリップ劇場でした。しかしストリップの合間にコントをやっていた渥美清さんが大人気となり、ストリップだけではもったいないということで、演芸をできる場所を作ったんですね。そこから萩本欽一さんやビートたけしさんなど、錚々たるスターが生まれた歴史のある場所でもあります。

-これまで一番近くで落語をみてきた松倉さんにとって落語の魅力はなんですか?

いつの時代も変わらない普遍的な教訓であったり、落語家さんのキャラクターによって変わる落語の違いであったりという、奥の深さですね。

初心者の方は、その日の寄席に出演する「芸人さんの役割分担」に注目して見てみるのもおもしろいかもしれません。寄席というのはひとつの流れです。「トリ」や「主任」と呼ばれる最後の出演者にいい形でバトンを渡し、一日の興行を盛り上げようとみんなで頑張るんです。落語は一人で話すものですが、寄席というのは実はチームプレイでもあるわけですね。そこに注目してみると、また一つ寄席がおもしろくなるかもしれません。

170614_yose_10.jpg

この日とても印象的だったのは、若い方やカップルの姿が目立ったこと。その中で落語家さんは客席の雰囲気を読み、私たちを楽しませてくれる。客席には年配の方も多いため、それを自虐的にいじることで笑わせてくれたり、テレビでは絶対に言えないような話題など、会場に集まった観客との距離を近づけ、一体感を生み出してくれるエンターテインメントだった。寄席は敷居が決して高いわけではなく、フラっと立ち寄り、楽しめる庶民のエンターテイメントスペースだ。是非あなたも初体験してみてほしい。

Writer: Inuunited

Photographer: Jun Yamada

撮影協力:浅草演芸ホール、落語芸術協会

スカパー!番組放送情報

170614_yose_11.jpg
©アトス・ブロードキャスティング

むかし家 今松 独演会 Part.1「鮑のし」「夏の医者」

放送日時 2017年6月24日 (土) 21:00~22:00 他
チャンネル 寄席チャンネル(プレミアムサービス542)

※再放送や関連番組の検索はこちら

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

1
Facebook twitter hatena line

スカパー!Magazine 「ヨムミル!」

毎月無料でお届けしているスカパー!ご加入者様向け会報誌。誌面ならではのデザインで各特集やインタビュー等を制作し、毎月のお知らせ事項も網羅しています。発送をご希望の方は、電話かWEB(Myスカパー!)でお申し込みください。

スカパー!Magazineヨムミル!Plus

どなたでもすべて無料でお使いいただけるスマホ用アプリ。

・見やすく探しやすい画面
・アプリ限定の撮りおろし写真
・充実の放送通知機能
・便利なカスタマイズ機能

appstore
QRコード
googleplay
QRコード
  • スカパー!セレクト5presents 俺の5チャンネル

© 2011「探偵はBARにいる」製作委員会 © 2017 Sony Pictures Television Inc. and Universal Television LLC. All Rights Reserved. ©2017 The History Channel Japan G.K. / WAC, Inc. All rights reserved. 2017ⓒCPBL ALL RIGHTS RESERVED Licensed by スカパー! &KBS JAPAN ⓒ 2017 KBS Media Ltd. All rights reserved ©Big Hit Entertainment 撮影:細野晋司 © 岸本斉史 スコット/集英社 © ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」製作委員会2015|©2013 枢やな/ミュージカル黒執事プロジェクト|© 藤巻忠俊/集英社・舞台「黒子のバスケ」製作委員会|©古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会 ©KBS Licensed by スカパー! &KBS JAPAN ⓒ 2017 KBS Media Ltd. All rights reserved

  • TOP
  • Visit
  • 初体験!寄席は庶民のための最高のエンターテインメントだった!

スカパー!Magazine「ヨムミル!Plus」

どなたでもすべて無料でお使いいただけるスマホ用アプリ。
スマホに合わせた見やすい画面で、「ヨムミル!」誌面をご覧いただける他、アプリ限定記事や、放送通知機能も充実!

appstore
QRコード
googleplay
QRコード